略歴

 

斎藤研佑は1978年日本の東京で生まれる。

生まれつき、重度の難聴であり、耳から入ってくる情報よりも、視覚をメインに触覚や嗅覚などに頼って生きていかなけらばいけなかった。比較すると、健常者は親や周りの人間が喋っている言葉で、文字通り言葉を覚えたりしていく。斎藤研佑にはそれが難しく、聴覚以外の器官を頼りに生きてきた。その中でも視覚という能力をメインに物事を判断していく能力を伸ばせたのは、そういう生い立ちもあったと思う。

 

中学生になる頃には、視覚芸術である絵に強い興味を持ち、デッサンを中心に絵を学び始め、同時に、写実的なデッサンとは真逆に、自分の頭に思い浮かぶイメージをそのまま絵にしていくような空想的な絵を描き始める。そして、絵では飽き足らず、グラフィックデザインに興味を持ち、桑沢デザイン研究所で、情報を構築してデザインする美学にどんどんのめり込んでいった。

 

斎藤研佑の絵にもグラフィックデザインの影響が現れるようになっていった。

 

2012年よりパリに移り住み、2年間後にベルリンに移住した。

この流れの中で触れていったヨーロッパの自然などの影響も大きく、自身の作風もグラフィックデザイン的なモダン一辺倒だったものから、オーガニックな要素とそれらを織り交ぜたものに変化していく。

 

 

現在は、ベルリンを中心に絵を広めていきたいと考えている。

 

 

哲学

 

私は視覚デザインの美しさに重点を置いている。

デザインの構成、配置による建築的要素に魅せられる。

私は自分の絵を通してこう言った部分を追求、模索していくことが大事だとかんじる。

 

ペンとインクをメインに作品を描いている。

ペンは一番原始的なツールであり、偶然性が極めて低いので、私の追求する構築美を表現するのに向いていると感じる。それと同時に、完璧な構築美を破壊して、更なる美しさを追求するためにインクを飛び散らせたりなどの偶然性を高めたメディアの使い方をする。

 

構築と破壊の完璧なバランスを追求して、見る人に構成を越えたとこにある美しさを表現したいと考えている。